【賃貸物件の鍵交換費用】鍵交換は借主負担?貸主負担?

物件選び

賃貸物件の初期費用でよくあるのが、鍵の交換費用ですよね。

私は「鍵交換代がかかるのか。まあしょうがないか。」ぐらいであまり気にしていなかったんですけど、皆さんはいかかですか?

でもこれってどうなんでしょうかね。ほんとに借主が負担すべきなのか、入居前に負担すべきなのか退去の時に負担するのか?

そんな鍵交換費用の疑問について書いていきたいと思います。

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鍵交換費用は負担すべき?

鍵の交換費用ってバカにならないですよね。私も今住んでいる家に入るとき、鍵交換させられました。2万円ぐらいかかりました。古い物件なのにディンプルキーだったので値段が高くなってしまいました。

ただ、前の入居者が合鍵とかを持ってないとも言えないですし、防犯のためにも鍵は変えといてもらいたいですよね。

ではこの鍵交換費用は誰が負担すべきなのでしょうか?

ガイドラインを見てみよう

このサイトでも何回か出てきている国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を見てみましょう。

●鍵の取替え(破損、鍵紛失のない 場合)

(考え方)入居者の入れ替わりによ る物件管理上の問題であ り、賃貸人の負担とするこ とが妥当と考えられる。

原状回復をめぐるトラブルとガイドラインより

ガイドラインでは、鍵の破損や紛失がない場合は、物件管理上の問題であることから賃貸人(大家さん側ですね)の負担が妥当と書いてますね。

「なるほど、じゃあ費用負担を求められたら断ればいいのか!」というとそう簡単な話でもないのです。

ガイドラインは絶対ではない

ガイドラインはあくまで指針ですから、強制力とかはありません。

個別の契約内容を縛るものでもありません。よほど暴利的な内容でなく、契約書に鍵交換費用は借主負担ですよ。というような記述があり、それの内容で契約を結んでいれば、それが優先されるのです。クリーニング費用とかも同じですね。

ですので、退去時や入居時に費用負担したくない!という場合は、契約を交わすときに、しっかりと契約内容についての確認が必要になってくるわけです。

結局鍵交換費用は負担すべき?

結局どっちなの?と思うかもしれませんが、契約によるというのが答えになりますね。

ただ、慣例的に入居時の鍵交換費用は借主が負担することが多いです。

私が今住んでいる物件を例に挙げますと、

入居時に鍵の交換費用を求められましたが、契約書にそういった記述はありません。入居時の費用負担の場合は、記載がない可能性もありますね。初期費用の諸経費として請求されました。

退去時の鍵の負担については、紛失または破損させたときは全額借主負担で交換してください。と書いてますので、普通にしていたら退去時に請求されることはないということが分かります。

鍵交換費用を少しでも安くする方法は?

もし鍵交換費用を負担することになった場合でも、少しでも安くしたいですよね。

安くするための主な方法としては、「値引き交渉をする」「自分で手配する」のどちらかになると思います。

値引き交渉はできる?

鍵交換費用は値引き交渉ができるかどうかですが、交渉だけなら全然できます。とりあえず、「もうちょっと安くならないですかね」。と言ってみましょう。大体値引きされません。(笑)

なんで値引きされないかというと、この鍵交換費用は相場より高いことが多いです。その高い部分を仲介業者や大家さん側が取っていることが多々あります。

そして、鍵交換費用は防犯のために必要という、入居者にとっても断りづらい理由があるからです。防犯のためには必要なお金だし、値引きはできないみたいだけど、しょうがないよね。となっちゃうわけです。

ただ、そのままやられるのもしゃくなので、きちんと交換費用の内訳はもらうようにしましょう。おかしいところがあればそれは指摘するようにしましょう。

自分で業者を手配するのは?

これは大丈夫そうですよね。安く済みそうですし。いいアイデアだと思うのですが、少しハードルが高いのも事実です。

まず、安い業者を探せるかという問題。引っ越し前は何かと忙しいですからね。そこまで時間をさけるかどうかですね。

あとは、貸主側が了承してくれるかどうかですね。

特に退去時の鍵交換は嫌がられるというか断られることがほとんどだと思います。

なぜかというと、鍵交換業者を借主が手配した場合、退去後も業者と借主だった人がやり取りをすることが可能になってしまいます。そうなると、借主だった人が業者に依頼して合鍵を作るということができかねないということになります。

「私はそんなことしない!」と思う人がほとんどだと思いますが、貸主側ではそれは判断できません。その可能性があるだけで、貸主側としては嫌なわけですね。

ただ、入居時であれば了承されることもあるようです。安い業者を見つけることができたら、提案してみてもいいと思います。

二重に取られてないか注意しよう

たまに聞くのが、入居時も退去時も鍵の交換費用を取られたというケースです。

あれ?これっておかしくない?って感じですよね。

次の入居者は入居時に鍵が交換されているわけですから、入居時の鍵交換費用が掛からないってことになります。前の入居者の人も退去時の鍵の交換費用が掛かってないわけですから、私だけ2重に取られてるということになります。

契約内容をよく確認していないとこういうことになりかねません。

ちなみにこういったケースは、前の入居者も次の入居者も2重に取られていて、余った分は大家さんだったり仲介業者だったりが取っているという場合もあるようです

こういったケースは断固拒否!おかしいですよね?っていえば、どちらかなくなる可能性はあります。気づくかどうかが大切です

まとめ

ということで、鍵交換費用は慣例的に入居時の初期費用として借主側が負担することが多いです。

そして、値引き交渉もできなくはないけど、安くなるケースは少なく、自分で手配するのも少しハードルが高い。けどできなくもないから、仲介業者に掛け合ってみましょう。

二重でとられるケースもありますので、そこだけはちゃんと注意をしてみましょう。

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