【賃貸物件選び】軽量鉄骨造ってどうなの?騒音がひどいってホント?

軽量鉄骨物件選び

賃貸物件を選ぶうえで重要な要素の一つに、その物件の建物構造が挙げられます。

木造、鉄筋コンクリート、軽量鉄骨と色々な種類がありますが、皆さんはどれを選びますかね?あまり気にしていないという方もいるかもしれません。

今回は色々ある建物構造の中でも、軽量鉄骨造の物件についてお話ししたいと思います。

私はこれまでワンルームの軽量鉄骨造の物件と、世帯用の2LDKの軽量鉄骨造の物件に住んだことがあります。その経験を踏まえて言わせていただくと、世帯用の軽量鉄骨造の物件はおすすめしません!単身用ならありだと思います。

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軽量鉄骨造ってどんなの?

軽量鉄骨造というのはどういう物件でしょうか?

鉄骨造というのも2種類ありまして、軽量鉄骨と重量鉄骨があります。

軽量鉄骨というのは、その名の通り軽い鉄骨を使った作りの建物のことです。重量鉄骨との違いは用いられている鉄骨の厚みです。

軽量鉄骨は厚さ6mm未満の鋼材を使用します。重量鉄骨は6mm以上ですね。

軽量鉄骨造の物件は一戸建てか、せいぜい2階建てです。高層の建物で軽量鉄骨造というのはまずありません。

軽量鉄骨は大家さんにとっては良いことが多いです。軽量鉄骨はプレハブ工法という手法で建設されます。工場で画一的な材料を生産して、それを現場で組み立てて建てるという手法です。

これにより、品質が安定している物件が、短期間で比較的安価で建設することができます。

では私たち借りる側としてはどうなのでしょうか?

軽量鉄骨造のいいところ

1.家賃が比較的安い

軽量鉄骨造の特徴でも言いましたが、比較的安価に建設することができます。ですので、家賃の他の構造の物件に比べると安くなります。

これが軽量鉄骨を選ぶ一番の理由と言ってもいいかもしれません。そのくらい大きいメリットですね。

2.シロアリなどの害虫が居つかない!

木造住宅で悩まされることの多いシロアリですが、軽量鉄骨の場合はシロアリに悩まされる心配はありません。とは言っても、今まで木造の物件にもいくつか住みましたが、シロアリが住み着いている物件というのにあたったことはありません。

ゴキブリは外から来ますので、構造に関係なく来ます。どっちかというと物件周辺の環境や、隙間の有無で出現率が変わるように思います。

どの程度の確率でいるのか分からないですが、これを理由に軽量鉄骨を選ぶほどのメリットではないかなと思います。

3.意外に耐震性がある

軽量鉄骨は意外と耐震性があるようです。法律で定められた耐震基準がありますので、どのような構造でもある程度の耐震性は担保されていますが、その中でも軽量鉄骨は木造よりは耐震性が高いようです。。

ただ、もちろん重量鉄骨や鉄筋コンクリートなどよりは劣りますので、木造よりは耐震性がある程度に思っておきましょう。また、耐火性も木造よりはあります。災害には木造よりは強いということですね。

軽量鉄骨の悪いところ

1.騒音がひどい

軽量鉄骨の悪いところは騒音です。これにつきます。ほんとに音がよく通ります。隣の家の目覚まし時計で起こされますし、階段を誰かが上り下りしてたらすぐ分かります。音も振動もすごいです。

子供が階段で遊ぼうもんならテレビの音も聞こえないほどでした。

ただ、ワンルームなどの単身者向け物件の場合は、そこまで気にしなくてもいいように思います。暴れまわったりする人もいないでしょうし、、、階段で遊ぶ人もいないでしょう。

最近は防音対策をしている物件もあるようですので、ここの物件ごとに検討する必要はあると思います。

2.通気性が悪い

木造物件と比べると、通気性や断熱性が悪くなっています。ですので、冬とかすごく寒くなります。暖房が欠かせないです。夏も暑くなりやすいですしね。

これも地味に嫌でしたね。冷暖房が欠かせないと、家賃が安くても結局高くついたりしますからね。

まとめ

今回は軽量鉄骨造の物件についてお話しさせていただきました。

軽量鉄骨造のメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • 家賃が安い
  • 害虫が居つきづらい
  • 耐震性・防火性が比較的高い

軽量鉄骨のデメリット

  • 騒音がひどい
  • 通気性・断熱性が悪い

こんな感じです。単身者用の物件は、メリットの方が勝つと思います。軽量鉄骨造の物件もおすすめできます。

世帯用の物件はおすすめしません。自分の子供や他の家のお子さんの騒音に悩まされることが多くなると思います。私もそうでした。音だけではなく振動も結構伝わってきますので、歩くのにも気を遣います。

ただ、防音性を高めている物件もありますので、物件ごとに検討してみてもいいかもしれません。