【おとり物件ってなに?】おとり物件の目的と対策はこれ!

3D引っ越し物件選び

いい物件を見つけたから、内見の予約をして不動産屋さんに行ったんだけど、もう空きがなくなったって言われた。残念だけど、他の物件にするしかないよね。

皆さんいい物件を見つけたけど、仲介業者の店舗に行ってみると、もう決まったと言って他の物件を紹介されたことないですか?

それもしかして「おとり物件」かもしれません。今回はそんな「おとり物件」について、その目的と対策を説明してきます。

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おとり物件ってなに?

おとり物件とは、実際には空きがないのに、条件をよくしてポータルサイト等に掲載し、集客する物件のことです。

おとり物件は、実際には入居できない物件なので、いくらでも条件をよくできます。つまり客引きのためだけの「おとり」というわけです。

おとり物件の目的ってなに?

おとり物件をするのは、店舗に来てもらうお客さんの母数を増やすためです。

おとりに釣られてたくさんの人が来店すれば、それだけ契約件数を増やすことができますよね。そのためにおとり物件を掲載しているのです。

おとり物件は2種類ある?

おとり物件は2種類あるという考え方もあります。それは、意図したおとり物件か、意図せずおとりとなってしまった物件の2つです。

意図したおとり物件は、まさに上で説明した通りの偽物件情報のことですね。

意図しないおとり物件は、ポータルサイトの更新忘れや更新が遅くて起きてしまいます。ポータルサイトの更新を1週間に1度程度しか行っていない仲介業者もたまにありますので、そういった場合にこのようなことが起こります。

これから説明する対策については、意図したおとり物件を対象としたものです。

おとり物件を見破ろう!

おとり物件に釣られて仲介業者の店舗まで行ってしまったら、他の様々な物件を紹介されて、あれよあれよという間に契約までしてしまうことがあります。

おとり物件を見分け方を知って、それに釣られないようにしましょう。

1.あまりに条件がいい物件ではないか

おとり物件は極端な話、釣るだけなので条件は適当でいいわけです。どうせ、空きがないって言って断る物件なので。

なので、あまりにも相場とかけ離れた条件が良すぎる物件はおとり物件の可能性があります。

2.住所がきちんと明記されているか

おとり物件は、すでに入居者が入っている物件などを、さも空いているように掲載するので、実際に細かい住所を記載して、個人で外観等を見に行かれたら都合が悪いんですね。空きがないことがわかってしまうからですね。

3.取り扱っている業者が1社だけではないか

大家さんは早く入居者を確保したいので、一つの業者だけではなく複数の業者に取り扱ってもらうことが多いです。逆に1社しか取り扱っていない物件は少し怪しいなと思った方がよいでしょう。

4.現地待ち合わせで内見ができるか

本当に気に入った物件があり、おとり物件の可能性もある場合は、現地待ち合わせでの内見を提案してみましょう。おとり物件の目的は、店舗に来てもらって他の物件を紹介することにあります。

ですので、店舗に来ずに現地待ち合わせで内見されたら困るわけです。

現地待ち合わせを提案したら、店舗に来ないと内見できないと言われたり、了承されたが直前で空きがなくなったと言われた場合は、おとり物件の可能性が高いです。

逆に快諾されたらおとり物件の可能性は低いでしょう。

おとり物件への対策は?

おとり物件に騙されないための対策としては、

  • 上で書いた特徴に複数合致する物件でないかをしっかり確認する
  • 現地待ち合わせでの内見を申し込んでみる
  • 部屋の中の特定箇所を指定して写真を撮影してきてもらう

などが挙げられます。

私は遠方への転勤が多く、内見のスケジュールをなかなか立てられませんので、よく仲介業者の人にお願いをして写真を撮ってきてもらいます。それで物件を絞り込んでいきます。

これは空きがないとできないことですので、おとり物件の見分けにも使える手法です。

まとめ

おとり物件は不動産業界に蔓延しています。皆様もおとり物件の特徴をしっかりと押さえた上で、家探しに臨まれた方が、いい物件と巡り合える機会も多くなるでしょう。

皆様の家選びの参考になれば幸いです。

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