【引っ越し費用】エレベーターなしだと追加料金かかる?何階以上から高くなる?

引っ越しHOW TO
こういう団地はエレベーターないですよね

高層住宅の場合は、エレベーターが有るのが一般的になっています。ただ、古い住宅の場合は、たま~にない物件があります。

例えば5階なのにエレベーターがないとなると、普段の生活も大変ですが、引越しも大変になりそうですよね?

「エレベーターがなかったら引っ越し業者の料金が高くなっちゃうって聞いたんだけど?」と思われる方も多いと思います。

確かにエレベーターがないことで、引っ越し業者のリスクも労力も増しますし、作業にかかる時間も増えるので、費用が高くなるのもしょうがないかなとも思うのですが、実際どの程度追加料金がかかるのでしょうか?

今回はそんなエレベーターがなかった時の追加料金について、お話しさせていただきたいと思います。細かな違いはありますが、大手引っ越し業者はおおむね同じ仕組みで料金を決めていますの参考にしていただけると思います。

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なんでエレベーターがないと高くなるの?

そもそもなんでエレベーターがないと費用が高額になってしまうのでしょうか?

先ほどもちょっと書きましたが、詳細に見ていきましょう。

1.引っ越し業者のリスクが増える

重い荷物などを階段で持ち運ぶ場合、どうしても作業員の方のリスクが大きくなります。高層階であるほど、重い荷物を長時間持って階段を上らないといけませんので、荷物が転落のリスクも大きくなり、必然的に作業員の方にかかるリスクが大きくなります。

それだけでなく、荷物が破損するリスクも大きくなりますので、その分の保険費用なども踏まえて高く請求されるケースがあります。

2.作業時間と労力がかかる

エレベーターでは地上階から引っ越し先の階まで素早く荷物を運んでくれますが、人力だと時間が相当かかります。特に重い荷物の場合は、途中で休み休み行く場合もあります。そんな荷物が何個もあればそれはかなり時間がかかってしまってもしょうがないですよね。

作業員の方を拘束している時間が長くなるほど、人件費も高くなるのは仕方がないことですよね。

それに、エレベーターなしの場合ですと、人数を増やして対応に当たるケースもあります。階段作業はリスクが大きいですからね。会社側としても作業員の安全を配慮した人員配置が求められますよね。

人数が増えた分も人件費が増えてしまいますので、その分は見積額に加算されていきます。

エレベーターなしの追加料金はいくら?

エレベーターがない場合の追加料金はどの程度なのでしょうか。今回は大手引っ越し業者の基本的な加算金額についてお話しさせていただきます。

基本的に3階まで追加料金なし

基本的に大手業者においては、3階までは基本料金に含まれています。ですので、3階までの引っ越しですと、エレベーターがないことによる追加料金は発生しません。

普段の上り下りなどの大変さを考えますと、3階くらいまでに抑えていた方が経済的にも生活面でもよさそうです。

エレベーターなしの追加料金

エレベーターがない場合、3階を超えると1階毎に2,000円程度の追加料金がかかります。

ですので、エレベーターなしの5階の場合は、3階までは基本料金に含まれ、4,5階分が追加の料金となりますので、2000円×2階=4,000円程度の追加料金がかかってきます。

ただこれは目安で、実際の追加料金については引っ越し会社によって異なります。

追加料金を公表している会社は皆無ですので、見積もりの時にしっかり確認を取るようにしましょう。

クレーンは別料金

階段やエレベーターを使っても運べないような大型の荷物はクレーン車によってベランダからの搬入となります。それは階層ごとの追加料金とは別の追加料金がかかってきます。

クレーンを使用する場合は最低でも10,000円程度の追加料金が必要になってきます。

出来れば大型の家具は避けて、階段やエレベーターで運べるもので揃えるようにした方が経済的です。

追加料金がかからないケースは?

高階層であったも追加料金がかからないケースもいくつかあります。

単身者で荷物が少ない

単身者のように荷物が少ない場合、具体的に言うと荷物量が2tトラック程度で収まる場合は階層による追加料金がかからない場合がほとんどです。

閑散期の場合

閑散期の場合も追加料金がかからないことが多いです。過去何度か閑散期の引っ越しを経験していますが、エレベーターなしでも追加料金を取られたことはありません。

エレベーターがあっても注意が必要

エレベーターがあるから安心と思ってたけど、いざ引っ越しするとエレベーターに載らない荷物が!という話もたまに聞きます。

エレベーターに載らない荷物は、階段で運ぶかクレーン車で吊り上げるしかなくなります。

もしそれがかなりの高層階だった場合、追加料金もかなりの金額になる可能性があります。

エレベーターがあると言っても安心せずに、エレベーターの寸法を事前に確認しておき、載らなそうな荷物がある場合には、処分するか物件を変えるか検討した方が良いでしょう。

まとめ

今回は引っ越しの際、エレベーターがない場合の追加料金について説明させていただきました。

3階までは基本料金に含まれて、それ以降は1階ごとに2,000円の追加料金をとるというケースが多いです。

もちろん追加料金は引っ越し業者によって異なりますので、見積もりの時にしっかり確認するようにしましょう。

エレベーターや階段で運べないものはクレーン車で吊り上げて搬入することになります。その場合の追加費用は10,000円~が一般的になっていますので、大型の家具はできるだけ買わないようにした方が経済的です。

エレベーターがない場合でも、

  1. 単身者や荷物が少ない場合
  2. 閑散期の場合

この場合は追加費用が取られないケースがほとんどです。特に閑散期で取られそうになったら、相見積もりをしたり、価格交渉をしてできるだけ安く抑えてもらえるようにしましょう。