転勤族と車って相性がいいような悪いような微妙な関係ですよね。
どこまで転勤があるのかによりますが、車がないと不便な環境に引っ越すこともあるでしょうし、大都市圏の転勤が主で車がなくても大丈夫という人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな大都市圏の異動が主な人におすすめな、カーシェアリングサービスをご紹介させていただきます。
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そもそも車って必要?
そもそも車必要でしょうか?地方に行くと車がないと通勤できない地域もありますので、そういった場合は絶対に必要ですよね。
ただし、都市部に行くと電車網やバス網がきちんと整備されているし、徒歩圏内にスーパーマーケットやお店があるので、車がなくても困ることはありません。
都市部に行くと駐車場も高いですから、普段使わないんだったら車を持たない方が経済的にも余裕ができるんじゃないかなと思いますよね。
カーシェアと言えばタイムズカーシェア
カーシェアと言えば有名なのが「タイムズカーシェア」です。ご存じの方もいるかもしれません。
タイムズカーシェアのいいところは、何といっても圧倒的なステーション・車両数です。現時点で、全国47都道府県すべてにステーションを持っています。
しかも、利用料金の中に保険代金やガソリン代金まで含まれているんです。ガソリン代まで含まれているのはうれしいですよね。
利用も簡単で、スマホから予約してタイムズカーシェアのステーションまで行くだけです。めんどくさい手続きなんて、最初に登録するときくらいです。車のカギはタイムズカーシェアの会員カードで開錠ができるんです。すごい仕組みですよね。
カーシェアなので、いつも同じ車両じゃなくてオッケー。用途に合わせて、「今日はキャンプだからバンタイプ!」とか、「街乗りだからちょっと小さめにコンパクトカー」といったように、色んな車に乗れるのも大きな魅力ですね。
予算面で考えよう
カーシェアが便利なのはわかったんですが、実際にお得なんでしょうか?お得感がないのなら車持ちたいという人もいますよね。ということでもう少しお金の面で深堀していきましょう。
車を購入する場合
車本体の購入代金、中古で150万円で10年間乗るとしましょうか。1年あたり15万円ですね。
そして、2年に1回車検代金として8万円、自動車税は軽自動車として毎年7,200円かかります。そして駐車場代金が都市部と想定して月1万円かかるとします。ガソリン代金は月3,000円程度にしましょうか。車の任意保険として、年間5万円としましょう。金額は今まで車を使用してきた経験をもとに私が推定した金額です。
そうすると、一年間にかかる車関連の費用は、
15万+4万+7200+(1万×12)+(3000×12)+5万=403,200円になります。
ひと月当たり大体33,600円程度になる計算ですね。これはかなり安く見積もってます。車検以外の法定点検もありますし、不具合が発生したら整備もしなければいけません。自動車税も普通車だったらもっと高いです。
これでもし通勤に使わずに、休みの時のレジャーでしか使用しない場合、月4回お出かけをしたとして、1回当たり8,400円くらいですね。この金額で比較してみましょう。
カーシェアリングサービスの場合
先に紹介したタイムズカーシェアで比較してみたいと思います。
タイムズカーシェアは入会時にカード発行手数料として1,650円取られます。ただ、現在はキャンペーン中でこれが無料となっています。(2020年11月1日まで)このようなキャンペーンは定期的にやっていますので、これを活用して入会したとします。
月額の基本料金はこんな感じです↓
プラン | 月額基本料金 | 無料利用料金 | 特徴 | 内容・条件 |
個人プラン | 880円 | 880円 | 最も基本的なプラン | 個人ならだれでも選択可能 |
家族プラン | 880円 | 880円 | 1人分の月額料金で家族全員が利用できるプラン | 運転免許証に記載の名字または住所が同一であること。 (会員カードは一人ずつ発行) |
学生プラン | 無料 | 0円 | 入会月から4年間月額基本料金が無料 | 入会時日本国内の学校に在籍していること |
月額880円かかりますが、その金額分無料利用料金がありますので基本料金は実質0円ですね。
利用料金は220円/15分~で車種によって変わります。6時間、12時間、24時間でそれぞれ最大料金の設定があります。6時間以上利用した場合、距離料金として16円/kmかかります。
これで、月4回利用を想定してお金を計算してみます。月1回は泊りで利用、それ以外の3回は12時間利用で計算してみましょう。先ほどは軽自動車で計算しましたので、こちらはすべてコンパクトカーで計算してみます。
ミニバンの場合はベーシッククラスになりますので、24時間で8,690円、12時間で6,490円になります。プラス距離料金として、泊りの場合は300㎞、日帰りの場合は180㎞位にしてみましょう。
8,690+(16×300)+(6,490×3)+(16×180)=35,840
ひと月当たり35,840円になりました。結構行きましたね。
先ほどの軽自動車を購入した場合と比べると、カーシェアリングの方が月2,240円高い結果になりました。
まとめ
カーシェアリングは都市部ではかなりステーション数も車両数も増えているので、利便性はかなり向上しています。購入する車両にもよりますが、軽自動車の場合はカーシェアリングよりも金銭的には安く抑えられる可能性があります。
都市によって駐車場料金も全然違いますので、大阪市や東京23区などの大都市に住む場合は車の維持費は高額になることが予想されます。普段の通勤でも車を使用することはないでしょうから、その場合はカーシェアリングという選択肢も視野に入れてもいいかもしれません。
転勤族の場合は、車の引っ越し代金も併せて考える必要があります。距離にもよりますが、数万円はかかりますのでそこも踏まえたうえで、購入するかカーシェアリングにするかを考えてもいいかもしれません。
カーシェアリングには、用途によって違う車を選べるというメリットもあります。色んな車を運転するのは楽しいものです。そこにメリットを見いだせる方ならカーシェアリングもいいですね。
つまり、
- めったに車を使わない人
- 大都市の転勤ばかりの人
- 車を買うなら普通車がいい人
- 色んな車を運転したい人
こういった人にはカーシェアリングがおすすめです。地方への転勤が多い人や車の使用頻度が多い人は車を買った方が安くなると思います。
絶対にカーシェアリングの方がいいとは言えません。私自身も車を保有しています。ただ、選択肢の一つとしては悪くないかなとも思います。