転勤族の子どもはかわいそう?転勤族の妻で転勤族の子どもだった私が思うこと

転勤族あれこれ

転勤族の方でお子さんがおられる方は、今後の引っ越しに不安を感じているという人もいると思います。親の仕事の都合で何度も引っ越し、転校させてかわいそう。申し訳ない、、、自分の子どもにそう感じてしまうことないですか?

私は元転勤族の子どもで、現在は転勤族の妻として3人の子どもを育てています。そんな私が子ども時代に思ったこと、親になって思うこと感じることをお話しさせていただきます。

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転勤族の子ども時代に思うこと

私は転勤族の子どもでした。と言っても、転勤範囲は地方単位と狭く、例えば九州内の転勤というような感じで全国各地を飛び回るというわけではありません。それでも小学校高学年で親が家を買うまでは引っ越しや転校をしました。そんな私が子ども時代に思っていたことを書いていきたいと思います。

周りと違うのが嫌

転園や転校をして嫌だったのが、周りと違うものがあることです。例えば、幼稚園ならスモックとか制服とか、小学校なら体操服とか指定のものがあったりすると思うのですが、指定のものではなかったら買い替えてくれなかったりしたんですよね。幼稚園とかだと、指定ではないけど推奨のものとかあると思うんですが、そういう場合とかは今まで使っていたものをそのまま使っていました。だから一人だけ違う格好してるという状況が結構あって、それがすごく嫌だったのを覚えています。ただでさえ、転園・転校でアウェイな感じがあるのに、服まで周りと違うとキツいです。それを着ると毎回まだ中に入れてないような疎外感を感じました。それに、それが原因でからかわれたりもします。

もちろん転勤の度に買い替えるとお金はかかりますし、タイミングによっては転校するまでに用意が間に合わないこともありますが、極力周りと違う部分はなくしていった方が子どもの負担は少ないと思います。

転勤の度に不安に襲われる

やっぱり親の転勤で転校になる度に不安になります。今までの友達ともう会えなくなるさみしさもありますけど、それよりも行った先で今までと同じような友達ができるかどうかというのがすごく不安でした。人間関係をまた一から構築するというのは子どもにはハードなことでしたね。特に嫌なのが一番最初の自己紹介!これはほんとに嫌な瞬間です。これを想像するだけで、転校前何日かは嫌でしたね。

言葉の壁がないのが幸いだった

子どもの頃はあまり感じなかったことではあるんですが、同一地方内での引っ越ししかなかったので、方言とかに苦しめられずに済んだのは良かったなと思います。もちろん多少の違いはありますが、子どものころは全然気にならない程度でした。これが沖縄とか大阪とか青森とかを転々としてたら状況が変わっていたと思うので、その点はよかったです。

家族で行く習い事は良かった

私のところは家族みんなでスポーツ教室に行っていました。テニスとか、水泳とかそのような教室です。転勤してもその近く何かしらのスポーツ教室があるので、そこにみんなで通っていました。スポーツ教室って結構どこにでもあるので、それもよかったですね。子どもだけで習い事に行くと、なかなかすでに出来ている輪に入ることができないんですよね。尻込みしちゃって。でも、家族と一緒なら、親経由でお友達ができたりします。全く知らないところに一人で放り出されるわけではないので、不安も少なかったです。

転勤族の妻になって思うこと

そして、今は全国転勤の夫と転勤して子宝にも恵まれ3人の子育て中という状況です。自分の子ども時代よりもさらにハードな転勤族生活で思うことをお話しします。

転勤は親も大変

子ども時代は引っ越しなんて嫌だなと思っていました。何で親の都合で引っ越さなきゃいけないんだと思ったこともしばしば。ただ、親になって思ったのは、親も大変なんだなと言うことです。やることが多いし、環境が変わるのは親も一緒。子どもの時にはあんまり考えなかったことですね。

でも大変な中でも子どもを第一に考えたいですね。子どもは否応なく学校や幼稚園などの輪に入らないといけないですからね。子どもが輪に入りやすくするためにも、親が色々なことに積極的じゃないと行けないなと思います。子どもは親を見てますからね。

やっぱり子どもがかわいそうに思える

やっぱり親の仕事で子どもを友達と離れ離れにするのは抵抗があるというか、嫌だな、かわいそうだなという気持ちになります。ただ、それを子どもに見せてしまうのにも抵抗があって、「自分はかわいそうなんだ、、、」と思わないように、極力転勤や引っ越しというものを前向きに捉えられるようには心がけています。「次の引っ越し先に○○があるから楽しみだね!」とか「引っ越したらどこに遊びに行こうか?」と言って、引っ越した先には楽しみがあると思ってもらえるようにしています。

ただ、地元と呼べるところがないし、昔からの友達・幼なじみができないというのはどうしようもなく、やっぱりかわいそうに思ってしまいます。

子どもの頃の私と同じ思いをさせたくない

子どもの頃は周りと違うことが一番嫌でした。これは親の努力でどうにでもなることだと思っています。ですので、極力早めに引っ越し先の情報を収集して、周りと違うところというのをなくそうとは思っています。ただ、言葉だけはどうしようもないので、そこが悩みどころです。今は九州に住んでいて、子どもも少しずつ九州の方言になってきています。ただ、まだ小さくて周りの環境によって自分をどんどん変えていけるだけの吸収性があるようにも感じています。小学校中学年以上になってからもっと大変になるんだろうなと思います。それまでにはどうにか転勤しなくてもいいような方法を探していきたいと思います。

まとめ

転勤族の子ども時代は嫌なことも多かったですが、小学校高学年には家を買ってそこにずっと住めたので、そこはよかったです。地元と呼べる場所もありましたし、小学校からの友達は今でも仲良くしています。ただ、今は全国転勤で転勤のスパンも短め(2年程度)ですので、私の子どもはもっとツライ思いをするんだろうなと思うと心が痛みます。

極力子どもが「自分はかわいそうなんだ」と思わなくていいように、引っ越しや転勤というものをプラスに捉えられるようにするということは心がけています。あとは、子どもが行きたいと思えば、家族で習い事もしてみたいなとは思っています。

ですが、やはり一番は転勤がなく、単身赴任でもない仕事に転職してもらうことだなとは思っています。今更ですが、子供のことを考えて生涯設計をしていかないと行けないなと感じているところです。